青空の下で-12
ビクンッ―――
巨棒が、急かすかのように跳ねた。
(す、すごい……こんなもので突かれたら……)
真理子が、不規則に息を吐きながらゆっくりと顔を寄せていく。
そして、我慢汁にヌラついた亀頭の先端に唇が触れるや否や、静かに口を開いてヌヌヌッと飲み込んでいった。
「オオッ!!」
自らも疼いたように、じわじわと根元まで咥えこんでいく真理子。
鼻腔に、ムッとするような悪臭がついてきた。
その頃、中島は妻の隣で激しい苛立ちを感じながら自棄酒をあおっていた。
なんとか理由をつけてここを抜け出せないか、車のところへ行けないか……色々考えてみたが、どれも上手くいきそうな案ではない。
優しい妻のことだ、負傷した足のことを心配して必ずどこへ行こうとも付き添ってくるだろう。
妻のほうをチラリと見やりながら、中島は苦虫を噛み締めたような表情でビールを口へ運んだ。
「ねえパパ、ママは?」
真理子の姿がどこにもないのに気付き、長男のシンが心配そうな顔で健太郎に尋ねてきた。
「んっ、ママ? ああ、ママは服を着替えに行ってるんだよ。ほら、さっきズッコケちゃっただろ? きゃあ〜、とか言って。昼ご飯までには帰ってくるだろ。だから心配しなくていいぞ」
シンの表情に笑顔が湧いた。
「アハハ、そうだった、ママすべっちゃって転んじゃったんだ。おかしかったね」
「なあ。アハハハ」
脚をくじいた中島のせいで、健太郎はひとりで子供達の相手をしていた。
衰えを知らない元気な子供達に、たまらず山田の妻へ応援を頼む。
山田の妻の投入は見事に成功した。
子供達は、山田の妻が来たとたん、一斉に「バイキンマンに水をかけろー!」と口走りながら攻撃を始めた。
山田の子供達も他の子と同様、自分の母親に向かってバイキンマンをやっつけろー、と叫んでいる。
そんな光景に、健太郎もはしゃぎながら山田の妻にパシャパシャと水をかけていた。
理想の休日を過ごしている子供達とは対照的に、悪臭を放つ肉棒に丹念な口唇奉仕をつづけている真理子。
むせ返るような汚濁汁をたっぷりと口腔内へぶちまけられ、それをいま強制的に呑まされているところであった。
「ほら、こぼすなよ、奥さん」
「んん……んっ……ゴホッ、ゴホッ」
粘り気の強い精子が喉にひっかかり、美貌が真っ赤に染まっていく。
山田は、萎んでいく自身の肉棒を虚ろな眼で見つめながら、なおもそれを真理子の口へ押し付けた。
真理子も、それを拒むことなく咥えこんだ。
「奥さん、しっかり舐めて大きくしなさい」
情欲を吐き出したばかりのペ○スにねっとりと唾液をまぶし、チュル、チュル、と吸いたてていく。
ときおり残り汁が口の中を汚してきたが、真理子はそれもしっかりと喉へ通してやった。
すっかり従順となった真理子に山田は気をよくし、美唇からヌポッとペ○スを引き抜いてゴロンとその場へ寝っ転がった。