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「好奇心より強く」
【学園物 官能小説】

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知的好奇心にて-3



***


まさか一気に飲んじゃうなんて…

これは即効性だから、きっとすぐに……大丈夫かな…

私、入れちゃったよね…?


「次、笠井だよ。ミンククジラの『ら』」

「あ、うん…」

不安になりながらも、一応しりとりを続ける

ら、ら…ライオン…はダメだ。
動物で、らは…

あれ、齋藤なんともないのかな…?

そっと、齋藤のほうを盗み見た――――


「――…さ、…齋藤…?」

齋藤の頬は軽く上気し、いつもより少し息が荒い

「笠井…」

こちらを見る齋藤の目に、心拍数が上昇していく

やっぱり…齋藤の色気ってすごいんじゃない…

普段も齋藤の爽やかさの中にある色っぽい仕草にはどきどきしていたけど、こんな顔…
…やばい

「…笠井、俺なんか…」

私を見つめる瞳が揺れる
齋藤の熱い吐息が、私の中心に直に響く

嘘…私、濡れてる…?

「さ、齋藤大丈夫?」

言って近寄ろうとすると、齋藤は少し離れる

「ちょっと…今、触んないで」

「…なんで?」

「なんか、変…だから」

触んないでって言われても、そんな顔されたら私…


***


なんだ…これ

熱い…

笠井の仕草の一つ一つが、なんかやばい
声聞くだけで…押し倒したくなる

俺、そんなに欲求不満だったのか…?

「齋藤…」

心配そうに俺を見て、俺の手に触れる
笠井が触ると、そこに電気が走るような感覚になった

…触るな
そんな目で見るなよ…
そんな風に俺を呼ぶな…



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