ポッキーとプリッツ-5
◆ポッ○ーとプ○ッツ〜〜リターンエース〜〜◆
作者・T
以下は
2008年11月22日の
チャット内容を一部加工して掲載したものである。
◇◇◇◇◇
こんにちはFさん。
「あ、Tさん。お久しぶりです」
読みましたよ、Fさんの『ポッ○ーとプ○ッツ』。まずは、掲載おめでとう御座います。
「有難う御座います。それより今回はなんの用ですか?」
いや、掲載されたチャット内容を読ませていただきまして、少し気になる事があったので、その確認をさせてもらおうかな、と……。
「いいですよ。でも、あの作品を消すよう、管理人さんに頼むとか言わないで下さいよ。僕の渾身の推理小説なんですから」
そんな事言いませんよ。Fさんの推理は全く当ってないんですから、私には何も不利益はないので。
「それって、負け惜しみですよ」
いえ、本当のことです。まあ、証明は出来ないので、自分の推理を信じたければ好きなように捉えていただいて結構ですけど。
「わかりました。それで、確認と言うのは?」
ちょっとその前に。Fさんに習って宣誓して下さい。
Fさん。今からチャットでいくつか質問をさせてもらいますので、正直にお答えください。
「わかりました。しかし答えたくないものは拒否します」
結構です。それともう1つ。Fさんが投稿した作品に嘘、偽りは御座いませんね。
「もちろんです」
分かりました。
では始めに、Fさんは御自身の作品の前文に“チャット内容を一部加工して掲載したものである”とありましたが、それはどの部分ですか?
「貴方の会話文で伏せ字にしたところです。それ以外は何も加工してません」
ああ、なるほど。私にはどこを加工したのか分からなかったんで気になってたんです。
「まあ、推理小説ってのはフェアじゃないと読者に怒られますから、念のため書いておいたんですよ」
そう言うものなんですか。じゃあ、私も伏せ字を使いますので、前文に“一部加工して掲載した”と書いておきましょう。
「なに? 貴方も推理小説を書くんですか?」
いえ、初めてなんですけどね。なんかFさんが投稿した小説を見てたら、面白かったので、私もやってみようかなと。
「はっきり言いますが、推理小説を考えるってのは難しいですよ」
重々承知しています。ですが、私達が書いているのはチャットの内容を使うだけですから、そんな難しくないですよね?
「ハハハ、まるで僕の作品は手抜きだと言ってるように聞こえるのですが」
いえ、そう言うつもりじゃ。
それよりも、話を進めましょうか。
「そうですね」
では。私がFさんの作品を拝読してからの事を、少し話させてもらいますね。
「どうぞ」
私はFさんとのチャットの中で、始めて知る事が幾つもありました。
中でも一番びっくりしたのは、11月11日は『ポッ○ーとプ○ッツの日』だったことです。そう、これはFさんが私を有益者と疑うきっかけになった所です。
「そうでしたね」
そこで私は、グ○コさんのサイトで調べてみました。
「『ポッ○ーとプ○ッツの日』だったでしょ?」
はい。間違いなく。ただ、それが気になったんですね。
「そこのどこが問題なんです」
問題とは言ってません。ただ気になったんですよ。“何故Fさんはそんな事を知っていたのか?”がね。
「そんなの、周知の事実じゃないですか?」
そうなんでしょうか? と思いまして、私の周りの人に聞いてみました。
結果、知っていた人は残念ながらいませんでした。ちなみに、11月22日が“いい夫婦の日”と言うのは、何人か知ってましたよ。
「ふーん、そうですか。で、それが何か?」
それで、他にもいろいろ調べてみたんですよ。主に商品の事なんですけど、例のコンビニに行ったりしてね。
「お暇な方だ」
暇も何も、仕事帰りに立ち寄るだけなので、手間は何もありませんからね。