「ストロベリークリーム〜Nuts」-9
「ぁっ…さ、触って、ください」
「どこを?」
「あ、あそこを…」
「あそこって?自分で触って場所を示して」
そんな…
…羞恥よりも、疼きが限界だった
下着の上からそっとそこに触れる…
「ぁあっ…!」
「なぜそんな変な声を出しているのかな、示してと言っただけなのに」
「だ、だって…」
「ふふっいいよ…触ってあげる」
言いながら、愁の指が蜜を溢れさせているそこに向かい、下着を取り去る
早く…早く触って
半分理性が飛びそうになりながら、それを期待したとき…
「…んあぁあっ!」
いきなり、指が奥まで突き立てられた
「やっぱり、初めてじゃないんだね…」
ゆっくりと指を出し入れする
「あんっ!あ…はぁ…んっ!」
「どんな人だったの?」
「…?」
「気持ちよかった?」
愁が冷たい目でこちらを見る
なんでそんなこと聞くんだろう…
私が考えていると、愁は指を抜いた
「んっ…」
愁が、私の欲でてらてらと光る指を舐める
「質問がきこえなかったのかな?」
「えっ、あ…全然、気持ちよくなかったです」
なんでこの人にこんなこと話しているんだろう
そう思いながらも言葉は自然に出てくる
「やめてって言ったけど、乱暴に、無理矢理されて…痛いだけだった、です」
欲望ばかりが見える男の顔と、重い痛みを思い出す
「そっか…」
愁が私の髪にそっと触れる