夏の終わりにA-8
「…わ、分かったわ…」
篠原はそう言うと、私の前で立ち上がりスカートの中に手を入れた。
指に掛って彼女の脚を伝い降りてきた赤く薄いストールが私の目を奪った。
「……誰にも内緒よ…」
篠原は机に腰掛け足を開いた。私は喉を鳴らし、そばに近づく。
「…ぅん…」
そっと太腿に手を触れた。愛理と違う、しっとりとした柔らかさ。私はスカートを徐々にたくし上げた。
「…先生…気持ちいいよ…」
「そんなこと…言わないで…」
篠原は両手を机の奥に着き、腰をつき出した格好で私の動きを見守っている。
スカートが腰まで捲れ、秘部が露になる。濃い恥毛と成熟した女性器はグロテスクに映った。
だが、そこからは昨夜の愛理同様、蜜が溢れ私を引き付けた。
「先生!」
私は篠原の秘部に舌を這わせた。
「…あっ!だ…汚いからぁ…ああん…」
強い酸味を感じた。私は昨夜同様、掻き回すように肉壁を舐めたが、
「…ん…もう、ヘタねえ…」
篠原は私の頭を掴んで引き剥がすと反撃に出た。
私のペ〇スを握ると、いつもの嘲笑をみせる。
「こんなに先汁出して…」
そう言うと私の前に跪き、口唇を丸く開いて私のペ〇スをくわえた。
「はっ!はうぅ…」
股間に口腔の温かさが伝わる。
「んっ!んっ!ふぅっ!うっ!」
篠原の舌の動きと口腔がペ〇スを刺激する。
「…先生…で、出ちゃう…」
篠原がペ〇スから口唇を離す。
「…いいわよ…出して…」
舌が過敏な先端を責めたてる。
「あっ!はああっ!ああっ!」
私はあっという間に昇天させられた。今までよりも強い快感が身体を駆け抜けた。
「…じゃあ、また明日もお願いね」
夕方、私は篠原に送られ自宅に帰った。風呂に入りながら昨日からの事を考えていた。
(昨日の愛理の件といい、今日の件といい…)
私は私の中に生まれつつある“別の自分”に少し恐怖感を覚えていた。
…「夏の思い出」A完…