白日夢(はくじつむ)・一 第一章:みいちゃん-19
やけ酒を飲んでる俺に、あの田坂がエロ小説の話を持ってきたんだ。
やけくそで書き上げた作品が、意外にも好評を博した。
麗子との生活を題材にして書いた作品だ、そりゃリアルなものに決まってる。
陳腐な内容だったが、セックス描写がいけてます、なんてな。
それ以来か、飯の為に書き出したのは。
ハハハ・・。泣けてくる、まったく。
大きく溜息をつきながら、浴槽から溢れ出ている湯を止めた。
熱くなりすぎた湯船に、
「何をやってるんだ、俺は。」と、苦笑しつつ今度は水を足した。
その間に、シャワーを浴びた。
熱い湯で体の汗を流しながら、ガラス越しに見やった娘はまだ熟睡しているようだった。
湯船に体を沈めると、ザザーッと湯が溢れ出た。
娘が目を覚ますのでは、と思える程の大きな音だった。
ゆったりと体を伸ばしながら、何度も顔を手でこすった。
「ふーっ、極楽、極楽。」
大きく溜息をつくと、両手を広げて両足を伸ばした。
マンションの浴槽では、こうはいかない。
「うーん、余は満足じゃ。♪ふん、ふん、ふふーん♪」と、鼻歌を歌い太平楽を決め込んだ。
どれ程の時間が経ったろうか、肩口に寒気を感じて、ハッと気が付いた。どうやらうたた寝をしたらしい。
「あっ、あうぅああ!」と、娘の声が聞こえる。
どうやら起きたようだ。
大きく背伸びをしている。
「おぉーい!どうだい、風呂はぁ?」と声をかけると、
「入る、入るぅ。」と、素っ裸のまま飛び込んできた。
軽くお湯をかけてやると、
「温いよぉ、おじさん。」と、頬をふくらませた。
「まっ、いいや。入ろぅっとぉ。」
娘は、俺の両足の間に体を入れてきた。
「おい、おい。」と、たしなめるような口調で言いながらも、悪い気はしなかった。
娘が俺に寄りかかってくると、俺の肉棒が娘の腰辺りに触れた。
「なぁにぃ、これ。フニャフニャだぁ。」と、俺の肉棒を手でまさぐってきた。
「こら、こら。遊ぶんじゃない!」
「いいジャン!あぁ、少し固くなってきたぁ。よーしぃ!」
突然に娘は体を入れ替えると、大きく息を吸い込んで湯の中に潜り込んだ。
そして俺の尻を少し持ち上げると、口に銜え込んだ。