「僕とアニキの家庭の事情・5」-14
これだから酔っ払いは・・。
「ほら、ズボンも脱いで」
「んぁ」
呆けたような表情で定まらない視線をボクに向ける。
あぁもぅ・・・。
「ほら、脱がしてあげるから腰上げて」
「んー」
イヤイヤをするようにかぶりを振りながらも、少し腰を浮かす。
「よっ」
ズボンの腰の辺りに手をかけ、そのままずり降ろす。
「・・・・・」
――なにおっ立ててんだコイツ・・・。
「・・・」
上目でアニキの表情を伺ってみる。
「んー・・・」
「・・」
疲れ(?)マラってヤツですか?
「・・・」
つか・・こうやってしみじみと見てみると、ち○ぽってスゴいエロい形してるんだな。
さすがに半勃ち程度なんだろうケド、血管が浮き出て、亀頭も膨らんで、裏の筋も張り詰めた糸みたいになってる。
玉袋も、十分に“中身”が詰まっているのか、重そうに垂れている。
―――今まで、一体アニキは何人の女の人にこの性器をぶち込んで来たんだろうか?
―――ペロッ。
「んっ」
気がつくと、ボクは裏筋を舐めていた。
ペロッ、ペロッ、ペロッ
まるで溶けかかったアイスクリームでも舐めるみたいに舐め続ける。
「んっ・・・あっ・・・」
ひと舐めする毎にアニキの身体が震える。
半開きになった口唇から漏れるのは、掠れた喘声。
「ぁむ・・」
「んっ」
ボクは段々と硬さを増していくアニキのち○ぽをくわえる。
「むぐっ・・・・んむ、ぐ・・・」
「ぁっ・・・あ!ぁ・・・っ」
ペロッ・・・
「んっ・・・」
「酔っ払ってても感じちゃうんだね、アニキは」
ビクビクと脈打つち○ぽの根元を強めに握り、少し振りながら聞いた。
「んぁ・・」
「ねぇ、感じたんでしょ?」
「ひぎっ・・・!」
フェラの快感の余韻に浸っているのか、口を半開きにしながら軽く乱れた息をつくアニキに、微かに嗜虐心を覚えたボクは、握ったち○ぽの裏筋に爪を立てる。
「く、ぅっ・・・やっ」
「答えてくれないの?」
「あぐっ」
緩く首を振り、否定とも取れる声を上げたアニキに、今度は空いた方の指でパクパクと赤い口を開ける尿道口を擦ってやる。
「ねぇってば」
「あんっ・・・き・・ィィっ」
「ん?」
「きもち・・・イイっ・・・・」
火照った身体、火照った表情、微かに涙を浮かべ、憂いを帯びた表情。
「・・・」
アルコールで蝕まれた感覚の中で、それでもボクの悪戯に反応しているアニキは
「アニキ・・」
どうしょうも無く淫らに映った。
《―続く。》