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「好奇心より強く」
【学園物 官能小説】

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好奇心より強く-2

 ***

放課後、私は図書室でレポート作成に使う資料を探していた。
すぐに見つからなかったので、カウンターに行った。

「あのー本を探してるんですけど」

「はいはい。あー…この本は利用者少ないからね。A棟にはないみたい」

図書委員の女の子は、説明しながら隣のB棟の地図を書いてくれた。

「B棟は少し遠いけどたぶん第二資料室にあると思うから」

「はーい」

隣のB棟は『資料の管理』という名目で使われているけど、実質物置代わりだった。

先生も生徒も滅多に行かないし、私も行くのは初めてだった。

めんどくさいなあ。


静かな校舎の中をうろうろして、やっと資料室を見つけた。

「第二…第一だっけ?」

とりあえず順番に開けようとすると、中から声が聞こえた。

(気のせいかな?でも、確かに…)

「…あっ……はあっ…」

「!」

誰かの…喘ぎ声…?

私は迷った末少しだけ扉を開けた。

中では、男子生徒が椅子に座って手を上下に動かしていた。

(えっ…齋藤?!)

確かに齋藤だったが、いつもの穏やかな雰囲気からは想像のつかない姿だった。

「ん…ふっ……あぁっ…」

いきり勃ったモノを手で勢いよく扱いている。

(嘘…あんなに上向いちゃうんだ。おっきい…)

何よりも齋藤の表情から目が離せなかった。

「あっあっ…はぁ…!」

自分で触ったときよりも、えっちな小説を読んだときよりも、自分の中心が熱くなっているのが分かった。

「…んっ……あっあぁあ!」

齋藤がきつく眉根を寄せた途端、齋藤のモノから白濁した液体が勢い良く飛び出した。
私の下半身がじゅん、と熱くなるのが分かった。

(何、これ…)

しばらくして齋藤が服を直して立ち上がったので、あわててそこを立ち去った。


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