ーアイシテルー2-1
委員会があったため
学校帰り、高校の
標準制服を着て
恵は真士の家にやってきた。
「おじゃましま〜す…」
「誰もおらんから
気にせんでいいよ」
「え"!?」
(2人きりって…)
少し警戒しつつも
恵は真士の部屋に
入った。
(なんか意外と
片付いてるなー)
黒と白が基調の
モノトーンな部屋。
初めて異性の部屋に
入った恵は少し緊張していた。
「ま、座りーや。」
「あ…ありがと。
なあ!あのポスターって
アイバーソン?」
「せやで。
ええやろ〜
欲しいんちゃう?」
「いや別に。笑」
「なんやそれ。
…じゃー俺が今
欲しいモン当ててみ?」
「んー髪の毛とか?笑」
「…おい。」
「あははっ!嘘やって!
え〜わからんっ」
「答えはー…恵っ!」
「…はぁっ!?」
(お前はホストか!!)
「…恵」
はっと気づき
顔を上げた瞬間
恵は後悔した。