ヒメゴト〜a scond time〜-5
あまりにも急に引っ張られた為、
麻衣子はバランスを崩し、頭が陽介の胸の辺りに着地した。
手を離し、
そのまま麻衣子の頭をゆっくり撫でる。
愛しさを感じる程、
優しく、暖かい手触りに、麻衣子は錯覚を起こす。
右手で頭を撫でながら、
左手でそっと柔らかい膨らみを触る。
ピクン、と麻衣子の肩が震える。
それを合図かの様に、
しっかり弾力を確かめながら、
突起の位置を探す。
下着やブラウスの上からなので、
あまり主張していないそれを見付けられず、
思わず手を離し、麻衣子を起き上がらせる。
無言のまま陽介はブラウスに手をかけ、
プチンプチン、と一つずつ外していく。
ブラウスを脱がせながら後ろ手でホックを外し、
締め付けから解放されたバストが、
ぷるん、と飛び出す。
「に…西田さ…」
不安そうに上目使いで見つめる麻衣子に、
陽介はゾクゾク、と電気が通る様な感覚が背筋に走った。
電気が点けっぱなしの、
明るい場所で麻衣子の半裸をまじまじと見ると、
次第に左右の突起が隆起し始めた。
身体全体がピンク色に染まり、
その姿で自分を見つめられている、と感じた陽介は、我慢出来ずに麻衣子の唇にむさぼりつく。
「んっ………!」
急な口付けに麻衣子は戸惑いながら、
次第に口腔内が陽介に侵食されていくのが、
喜びに変わっていく。
どちらのものかわからない唾液が口角を伝い、
半裸の肌をなぞる。
陽介はゆっくり唇を離すと同時、
隆起した乳首をちゅうちゅうと音を立てて吸う。
「んぁっ…!…あぁ…っ」
麻衣子から甘い吐息が漏れ始め、
時折軽く噛まれると、
ビクンビクン、と身体が震えた。
「あっ…はぁ…んっ…!」
軽く下を向くと、
陽介が愛撫してる様を見てしまい、
何故だか恥ずかしくなり、麻衣子は目を瞑る。
与えられる刺激が強く、
じんわりと愛液が滲んで来るのがわかった。
陽介は唇を離すと、
ゆっくりと麻衣子を押し倒し、
スカートを脱がす。
ふるふると小刻みに震える麻衣子を見て、
「嫌?」
と尋ねる。