ヒメゴト〜nothingness〜-6
「あたし西田さんの事…」
ドキドキとお互いの動悸が早まって行く。
久しぶりに女性に言い寄られている、と実感した途端に、
顔から火が出る程、
緊張してきた。
美映の眼差しは揺るぐことなく真っ直ぐに陽介を見つめ、
陽介はとっさにうつ向き、目を合わすことすら出来なかった。
「ずっと前から…」
美映は所々言葉に詰まりながら、
話を進めていく。
「こっち向いて下さい…西田さん…」
その言葉に陽介は顔をあげると、
美映はジャケットを脱ぎ、ブラウスのボタンを一つ一つ外していた。
あまりにも予想外の格好に陽介は驚き、
声も出ず、
呆然と美映を見つめる。
「あたし…西田さんとなら…」
最後のボタンに手をかけ、美映はそのまま躊躇なくブラウスを脱ぎ去った。
美映らしいピンクの下着の中から、
形の良い豊満なバストが目の前に晒される。
美映は手を後ろに回し、
下着のホックを外す。
そのまま両手で抱えこむ様にして下着を取ると、
ぷるん、と弾力があるバストが目の前に現れる。
思わず釘付けになってしまう程、
綺麗なバストだった。
「抱いて………」
薄暗いオフィスの中、
特攻を仕掛けられ、
陽介はただただ、
目の前の美映を見つめていた。