生徒会副会長2-5
「そっか・・・・・でもそろそろ勉強しないとな・・・・・・」
鈴はまだ抱き合ったままで居たかったのか残念そうな顔をしていたが、ゆっくりと体を起こし、机に向かい合い座り、勉強を始めたのだった・・・・・・
「朱鷺!!テストどうだった!!!」
鈴が教室に飛び込んで来た。
「鈴はどうだった?その様子だと30番以内には入ったみたいだな・・・・・」
「へへっ、朱鷺のおかげで16番になったよ!!」
成績表をどうだ!!っと言わんばかりに見せてくる。
「そっか、よかったな」
朱鷺は鈴の頭を撫でる。鈴は朱鷺の手に頭を押し付け気持ちよさそうに目を閉じる。
「でも朱鷺は勉強出来なかったから成績下がったんじゃない?・・・・・ごめんね?」
「ん?ああテストの成績か・・・・・問題ないさ」
朱鷺は成績表を鈴に渡す。
「えっと・・・・・!!!!いっ!!1番!!!」
びっくりし成績表を落とした。
「言ったろ、大丈夫だって・・・・・」
成績表を拾い、鞄に入れる。
「それより家来るんだろ?」
鈴の手を掴み、駐輪場に向かい家に向かった・・・・・・
その後自宅で鈴の作った夕食を食べ、朱鷺は洗剤で洗ったご飯を食べ、病院に運ばれたのだった・・・・・