生徒会副会長2-4
「逃げるなよ・・・・・」
しっかりと鈴の手を掴み逃げれないよう鈴を引っ張りベッドに引き込む。
「わからないよ・・・・だって私・・・・・朱鷺のことお兄ちゃんみたいに思ってたのに」
鈴の涙が朱鷺の頬に落ちる。
「何で泣くんだよ・・・・・」
「だって・・・・朱鷺に好きって言っても・・・・・・」
「俺に断られるって?」
「だって・・・・私、無理矢理副会長にしちゃったし・・・・勉強も脅したような物だし」
「・・・・・・馬鹿だな」
朱鷺はしっかりと鈴の腰に手を回し抱きしめる。
「鈴に言われたって、断ろうと思えばいくらでも断れた・・・・・・でも俺は断らなかった・・・・なんでか分かるか?」
「そんなの分からないよ・・・・・・ねえ・・・・教えて・・・・・」
「俺がお前のそばに居たいと思ったからだよ・・・・・」
朱鷺は鈴の涙を拭い、唇を重ねる。
「・・・・・・朱鷺っ!!」
「言っとくけど嘘でキスなんかしないからな・・・・・」
再びしっかりと抱きしめる。
「朱鷺っ・・・・・苦しいんだけど・・・・・」
「嫌か?」
「ううん・・・・嫌じゃないよ」
鈴はしっかりと朱鷺に抱きつき、笑顔を見せる・・・・・・