生徒会副会長1-1
「明人・・・・これまとめて・・・・・和樹・・・・部費の集計終わった?」
生徒会長席に座って生徒会役員に指示を出す。
「鈴、これコピーして来い・・・・・」
パソコンで作った資料を印刷しそばに座っていた女子生徒に手渡す。
「何で私がコピーなんてしなきゃいけないのよ。朱鷺がしてくればいいでしょ」
反抗するように男子生徒を睨みつける。
「お前が俺を選んだんだろ?それとも俺が生徒会やめてもいいのか?」
「えっ!!いやそれは駄目だけど・・・・・」
「大体・・・・なんで俺がこんな仕事しなきゃいけないんだよ」
「だって生徒会長なりたかったんだから仕方ないじゃない!・・・・でも私自信無いから誰かに手伝ってもらえたらなって思って・・・・」
「そこで俺まで巻き込むなよな・・・・まあ今更だからいいや・・・・だから早くコピーして来い・・・・・」
「くっ!!!わかったよ!!」
本来の自分の苦手な仕事を朱鷺に任せている鈴はため息をつきながら生徒会室から飛び出し職員室へと向かった・・・・・
「失礼します・・・・・」
頼まれた資料を印刷機で印刷を始めた。
「鈴、今日もまた自分の仕事朱鷺君に押し付けて印刷してるの?」
鈴は後ろから声をかけられ振り向く。