生徒会副会長1-2
「あっ!!お母さん!!」
鈴の母はこの学校の理事長であり、朱鷺の両親とは幼馴染である。
「また朱鷺君のサポート?まったく生徒会長なんだからしっかり自分でしなさいよ・・・・ところでなんで鈴は朱鷺君を選んだの?」
「だって私が話したことあるの朱鷺だけだし・・・・」
「でも朱鷺君ばっかりに頼ってばっかりじゃ駄目よ」
「・・・・わかってるよ」
「それと朱鷺君好きなら早く捕まえときなさいよ」
「っ私そんなんじゃないんだから・・・・・」
母は何も言わずに苦笑いを浮かべながら理事長室へ入っていった。
「そんなんじゃないんだから・・・・・」
鈴は頬を赤く染め生徒会室に資料を持ちながら向かった。
「遅い・・・・お前何分かかってんだよ・・・・・」
資料を受け取り、確認をする。
「今日は終わりだから、これ掲示板に貼り行くぞ。」
「あっごめん朱鷺待っててくれたの?」
「なに言ってんだよ・・・・・資料確認しないと帰れないだろ」
『そんなこと言っても朱鷺が私を心配して待っててくれたって、わかってるよ・・・・・だって昔からずっとそだったから・・・・・』
「早く掲示板に貼り行くぞ・・・・・」
朱鷺は鈴の鞄を持ち教室から出て、バイクで鈴の家に向かっていった。