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「黄昏の至宝」
【ファンタジー 官能小説】

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「黄昏の至宝」-5

「今度は、ナカだけでイッてみましょうか?ラルム姫。それが出来たら次はいよいよ私自身を受け入れて貰いますよ」

ラルム姫の胎内から溢れた蜜はジェイドの手首まで汚している。
意識も正常に戻らぬまま、ラルム姫の胎内は異物を受け入れる準備を整える。

「んっ…んんっ、はぁっ」

付け根まで入れ込んだ3指をバラバラに動かす。
秘芽を摘んだときのようにあっさりと上り詰めたりはしないが、ラルム姫は確実に感度を上げ、腰を震わせる。

「ジェイド…ダ…メ……これ以上したら、私…ぁあっ…ゃあっ」

力の逃し方など知るはずもないラルム姫は、与えられる快楽をその細い身体で全て受け止めてしまっていた。
胎内を異物がバラバラと動く感覚は、ラルム姫の身体を焦らし、神経を苛んでいく。

「そんなにお辛いなら止めましょうか」

そう言うとジェイドは、ラルム姫の胎内から一息に指を抜いた。

「ぐぁ…っぅん」

異物が抜け出る感覚もまた、ラルム姫に新たな違和感を与える。

気持ち悪いのに、満たされないような、もっと欲しいような、そんな感覚。

異物の責め苦から解放されたと言うのに、ラルム姫の身体は物足りなさを訴える。先刻、胎内を蹂躙されていたよりもずっと辛い感覚が姫を苛む。

「イき損なって、物足りないのでしょう?ココがヒクヒク蠢いていますよ?」

ジェイドが、ラルム姫の襞に指を這わす。
まるで、神経をそっと撫でられたかのような高ぶりに、姫の身体は厭らしく震えて反応を返す。

「ジェイド…私…」

「欲しいのでしょう?」

ラルム姫の手を取ったジェイドは、その手を自らの股間にあてがった。

「これが欲しいと言いなさい」

熱く隆起したジェイド自身をラルム姫の指が無意識のうちに掴む。

「そうすれば、姫は楽になります」

「ら…く…に…?」

ラルム姫の瞳は既にトロンと溶けかかっている。
もう、自分の頭で考えることもなく、ひたすらジェイドの言葉を繰り返すのみだ。

「そうです。『私のナカにコレを入れて』と言えばいいのです」

「私の…ナカに…コ…レを、入れて?」

言い終わったラルム姫の身体から、力が、抜けた。


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