82人の距離〜思い出に残る学園祭-8
「刹那くん・・・・・」
眠りに入った刹那をジッと見つめる。
「晴美ちゃん・・・・・皆が見てるんだから駄目だよ」
「えっ!!いや私は何もしないよ・・・・・・」
「キスしようとしたでしょ?」
「そっそんなことないよ・・・・・・・・」
「まあいいけど・・・・・ほどほどにね」
晴美は苦笑いをして刹那の横に座った。
「刹那くん・・・・・起きて!!!」
晴美が刹那の肩を揺さぶる。
「ん・・・・?今行く・・・・・」
あくびをした後走って召集所に向かった。
銃声とが鳴ると一斉に飛び出した。
順調に走り出し現在は2位という高位置で始まった。
順調に走り続け2位の位置は変わらなかったがどのクラスも接線でほとんど平行に並んでいる状態だ。
そして刹那がバトンを受け取ろうとするがバトンを落としてしまった。
「ちっ・・・・」
バトンを拾い思い切り足に力を入れる。