82人の距離〜思い出に残る学園祭-7
「那美・・・・悪い。やっぱり全然運動してなかったから・・・・・」
「でもすごかったよ!!だってあの先輩有名なんだよ!!本当にすごかったよ」
「晴美にそう言われると嬉しいよ。」
晴美に肩を借り保健室まで歩いていった。
「晴美・・・・俺ちょっと保健室で寝てるから昼になったら呼びに・・・・・って
今から昼だったけ・・・・・・」
「私がお弁当持ってくるから刹那くんはここで寝てていいよ」
晴美は立ち上がると刹那の元を離れようとした。
「ちょっと晴美・・・・那美にこれ返しといて・・・」
刹那はゼッケンを晴美に渡し再び布団を被った。
その後2人で昼食を食べ、刹那と晴美は応援席に戻った。
応援席に戻ると1位のままではあるものの、2位との差はほとんど無い状態だった。
「刹那!!大丈夫だった?」
刹那を発見すると那美が走り寄って来た。
「まあ攣ったって言っても軽かったからな・・・・スウェーデンリレーには出れるから」
「まあ刹那に出てもらわないと絶対に勝てないからね」
「俺寝るから召集かかったら起こしてくれよ。」
刹那はテントに入り再び眠りに入る。