「やっぱりあなたが一番!」-1
俺は今携帯の出会い系サイトといものにはまっている。
「出会い系」といっても誰かと会うつもりはない。
俺はただ純粋にメールのやりとりを楽しんでいるのだ。
色んな人とメールをしていると、一番気が合う人ができた。
名前を萌香さんというそうだ。
萌香さんか・・・。
こんな可愛らしい名前だから、さぞや本人もかわいいんだろうな・・・。
まぁ俺は自分のことを「竜也」と名乗っている。・・・本名は「太郎」だけど。
名前くらいかっこよくしたっていいじゃないか!
ちなみに親父は丸男、ババアは花子だ。
それはさておき、メールをしていて分かったんだが、萌香さんは俺の好み直球ド真ん中だっ!
趣味はお菓子づくりに映画鑑賞、年は俺より2歳年上らしいが全然そんなことは感じられない。
むしろ俺より年下かと思うほどだ。
身長は155cm、体重はヒ・ミ・ツ(●>艸<)だってよ!
かわいいなぁ〜。
さらに向こうみ俺に好意を寄せてくれてるらしい。
これはもう告白するしかないんじゃないかっ!?
萌香さん以上に素晴らしい女性なんて考えられない。
よしっ!思い立ったが吉日だ。
今から告白メールを作ろう!
萌香さんへのメールを作成しているとババアが、
携帯ばっかりさわって!
と文句を言ってきた。
うっせーんだよっ!
自分も携帯ばっかり触ってるくせによ〜。
どっかに男でもできたんじゃねーか?笑
まぁ、そんなわけねーか。
あんなシワシワ、デブデブのババアを相手にする物好きなんていないだろう。