投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

フリースタイル
【その他 恋愛小説】

フリースタイルの最初へ フリースタイル 30 フリースタイル 32 フリースタイルの最後へ

フリースタイル4-6

「スネークはどうなの?」

あたしはスネークの顔を覗き込む。

「俺?」

スネークと目が合うと、意外に顔が近い事に気づいた。


あたしがパッと目を逸らそうかと思ったら、スネークの顔がさっきよりも近くなって唇が重なった。


あたしはそれがキスだって気づくのにしばらくかかった。


「俺は沙織が好きだよ」

唇が離れたと思ったらスネークはそう言った。





あたしはその時無表情だったんだろうけど、頭の中はひどく混乱していた。
きっとこういう状態を固まったっていうんだね。

あたしは固まったまま動けなかった。
まるで漫画みたいに。


だって、今まで弟みたいに思ってたやつにいきなり告白されてキスされて……

近親相姦ってこういうなんだなって、


…いや、実際弟じゃないから違うのか。


ダメ、やっぱりあたし混乱してる。


おかげであたしはgoodlife聞く度にスネークの事を思い出すのよ。



そして同時にスネークの言葉が胸に刺さる。


「沙織はどうなの?」


そんなの、

あたしが一番聞きたい。



ねぇ、



あたしはどうなの?


フリースタイルの最初へ フリースタイル 30 フリースタイル 32 フリースタイルの最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前