ヒメゴト〜meetingroom〜-3
「ん……っ」
思わず出てしまった声に、陽介は気を良くし、
麻衣子はしまった、と嘆いた。
突起を摘まれたまま、
もう片手をスカートの中に潜り込ませた。
「ちゃんと言いつけ守って下着外して来たね。」
更に耳元で囁かれ、
ビクビク、っと身体が震える。
陽介は手の甲で太股内側を擦り、
そのまま指を割れ目に沿って後ろに動かした。
ぬる、っとした感触がなめらかに指をすべらせる。
「他の人が来て感じちゃったんだ?」
意地悪な言い方で麻衣子を困らせる。
その後更に蜜壺から愛液が溢れて来るのを、
陽介は学習していた。
「違…いま…す…」
聞こえるか聞こえないかのか細い声だった。
麻衣子は陽介から与えられる愛撫が、
日に日に自分の感じるポイントを得て来ているのに、戸惑いつつ、悦びが勝っていた。
(本当に違うもん…。朝からずっと触って欲しかったんだもん…。)
次第に室内にくちゅくちゅといやらしい音が響く。
後ろからされる事により、聴覚が鋭くなっている。
押さえていた声が漏れるのも時間の問題だった。
「今日は大人しいね?高野も行っちゃったし、声出せば?」
そう言うと同時に陽介は充分に潤った蜜壺に、
中指を挿し込んだ。
「んぁ…っ…!」
わざと麻衣子に聞こえる様に蜜壺から音を立てて抜き挿しすると、
段々と麻衣子の耳元が紅く染まっていくのに陽介は気付いた。
(あたし…どうしたいの…?)
陽介の愛撫によって与えられる快感が、
更にたかまっていくのを充分に感じつつも、
涙が溢れて止まらない自分が居る。
どうなってしまいたいのか解らず、
麻衣子はただただ蜜壺から発せられる音に集中した。
くちゅくちゅ、と抜き挿しされる度に鳴く蜜壺は、
まるで陽介を誘っている様で、
次第にお互い理性を抑えられなくなってきた。
(俺がもたねぇ…!)
蜜壺から手を離すと、
カチャカチャとまどろっこしくベルトを外し、
パンツ共々脱ぎ捨てた。
「こっちに来て。」
陽介は麻衣子を引っ張って長机の上に座らせた。
M字に開脚させられ、
麻衣子は後ろに手を付く。
(挿れてくれるんだ…)
ギュ、っと目を瞑り、
視界を遮断する。
そうする事により行為に集中出来る気がした。