女医〜白衣の下の秘めたる欲望〜-2
「有馬君どうしたの。なんか具合悪そう。顔も赤いし熱でもあるんじゃない。薬出そうか？」
「ち…違います平気です、何か今日俺やけに体暑いんですよね。やっと治ったと思ってた傷口も痛いし。」
痛いのは傷口だけではなかった。
今までなぜ気付かなかったのだろう。変に外見ばかり飾り立てた学校のつまらない女たちとは比べものにならない。こんなに知的で美しく魅力のある女性にこれまで出会ったことがあっただろうか。
「そう、なんか心配だけどじゃあとりあえずまた来週。」
と言い終わるか終わらないかの内に女医はさっさと向うへ行ってしまった。相変わらず素っ気ない態度だなと思いながらも
(先生、行かないでほしいよ…)
と、いつしか慶太は女医に想いを寄せるようになった。
それが恋心なのかは判らないが彼女のことを思うと胸の奥が締め付けられるように苦しくて切なくてどうしようもない感情に支配されるのだ。
早く先生に逢いたい…
日に日にその想いは募っていった。
入院生活も終わりに近づいたある日の朝、慶太は自分の股間を見て焦っていた。
(やべ、勃ってんじゃん…そういや最近抜いてないな。この間も忘れて看護師に笑われたんだよな、もう手も治ったし今日は先生も来ない日だし抜くか)
そう思いたち面会に来た友人が持って来たアダルト雑誌を取った。
パジャマをずらし下腹部を露出させた途端、ドアが勢い良く開いた。
「せっ先生…。」
「有馬君、私今日出勤になったから様子見に来たんだけど…何してるの…？」
(なんだこの見事なフェイントは)
慶太は醜態を晒し、気が動転したのか逆ギレしてしまった。
「な、何してるのって見ればわかるだろうが!俺も男なんだ、溜まってたの処理して何が悪いんだよ。それとも先生、あんたがやってくれるのか？！」
慶太の気持ちがついに爆発した。理性が弾けるのがわかった。
チャンスは今しかない。背後から女医をベッドに押し倒した。
突然のことに驚き抵抗しようとする彼女の口を抑え耳元に囁いた。
「先生、騒いだり反抗したらマジで首締めるからね。俺色んなスポーツやってるから握力強いんだ、わかった？絶対大きい声出すなよ。」
勿論実際にそんなことをするつもりはないがこうでも言っておかないとすぐに外部にバレてしまう。
「気が散るから私がいるときは部屋に誰も入れないで、って先生いつも言ってるけど結構抜けてるんだね。先生と話してるから看護師さんも来やしないよ。」
女医はあまりの恐怖に抵抗する気も失せたようで、大人しく頷いていた。
夢中でストッキングを破り、一枚ずつ衣服を脱がしながら慶太は想いを伝えた。
「悔しいけど俺先生のこと好きなんだよ、最初はなんでこんな女って思ってたけど話してるうちに先生の可愛い所に気付いてさ…。」
形のよい胸や肢体があらわになっていく。
慶太は女性経験は豊富なほうだったが、普段相手をするのは専ら同年代の女の子だった。
そのためか慶太は初めて見る年上の女性の肉体に歓喜していた。
(これが大人の女の身体か…胸も太股もなんて綺麗なんだ…)
全てが完成しきっている、まるで彫刻のような美しい芸術品だ。
しばらくその絶景を眺めていたが、慶太はドクターコートを脱がせてしまうのは勿体ないと思い直し白衣だけを付けさせた。
(折角女医なんだ、白衣姿で愉しませてもらおうか)
慶太は全身を愛撫し始めた。首筋や太股の内側…硬くなった乳首にそっと舌を這わせ、つついた。
そして黒い茂みへと頭を下げていった。