依存性 3-1
大した給料何て出ないんだから、ピンハネされてんだから、残業代も付いたり付かなかったりなんだから、シフトめちゃくちゃー。アタシ月後半一番夜勤多いしー。
グチグチとネチネチと不満を抱えながら仕事場へ行く。
辞めたいなあ。何ヵ月カラダ持つかなあ。と精神肉体疲労しながら帰って行く。
ミジメさ、不安、疲れがアタシを襲う。
せめて、夢ぐらい見られてたらなあ。
見たかったよ、夢ぐらい。
本を読むのが好きだった。文字を書く事が好きだった。
漫画や小説や絵やイラストを書きながら生きていたかった。
アニメのセル画でも書きながら…
声優でもしながら…
底々頑張って来たつもりだ。
底々良い成績を取っても来たし。
ハッ、親に期待されたくて頑張っても、別に進路を無理強いされただけじゃない。
絵を描いて生きて生きたいのよ。
頑張ったって、頑張るだけ負けじゃない?負け犬じゃない?