愛の印〜六原恵美子〜-4
恵美子との最後の夜。
「あっという間だったわね」
「うん」
「・・・・この一週間、あなたのお役に立てたかしら?」
「小説家としての?」
「もちろん」
「うん。何か書けそうな気がしてきたよ」
「よかった・・・じゃあ私の役目は終わりね」
最初から解っていたことだったが、どうしようもない寂しさに包まれた。
「恵美子さん、最後にいっこだけお願い聞いて欲しいんだけど」
「なに?」
「恵美子さんと普通にセックスしたい」
普通?カズキの口から普通と言う言葉が出てきたのが可笑しかった。
「恵美子さんを普通に愛したい」
ここに来てから、寝室のベッドは使ったことがなかった。
いつもリビングか、キッチンか浴室、ベランダばかりでプレイをしていた。
「シーツが綺麗なままだわね」恵美子はクスクス笑っている。
「じゃあ、今日グチャグチャにしようか」
カズキは恵美子を押し倒し、首筋に痕が付くぐらい唇を吸い付けた。
「あっ・・・痕が付いちゃう・・・」
「つけてるの」
右手で恵美子の乳房を揉んだ。ゆっくりと撫でながら親指と人差し指で乳首をコリコリと摘んでみる。
「んっ・・・あぅ」
ツルツルとした丘に左手の指を集中させた。
そのまま滑らせるように、恵美子の少ししめった新芽を探り当てる。
「んあっっ・・・!」中指で愛液をすくってクリに塗りつけながら、指を震わせる。
「やっ!・・・・ダメ・・・」恵美子はカズキの首筋に噛みついて、そのままペロッと舐め始めた。
どんどんと蜜が溢れ出す。カズキは身体を回転させて直接恵美子のクリに吸い付いた。
ぺちょ、ぺちょっ。ちゅうちゅう・・・・ワザと聞こえるように音を立てながら皮の中まで丁寧に舐めていると、
恵美子はカズキのペ○スを口にほおばっていた。
「んっ・・・むぐっ・・・ずっ・・・ずりゅっ・・・んぐっ」
恵美子の舌がペ○スの先をした先で包むように舐め回し、そのまま「グボッ」と音を立てて喉先まで飲み込むように銜えディープスロートを始めた。
カズキは恵美子の中からどんどん出てくる愛液を音を立てながら思い切り吸い上げた。
「あっ・・・・!」
もっと欲しいという風に恵美子の足が更に開いた。ヒダを口に含みながら舌の先を尖らせて中に突っ込む。
「あっああっっ!・・・いぃ・・・もう・・・お願い・・・欲しいの」
「何が?・・・何が欲しいの?」
「あっ・・・あぁっ・・・カズキの・・・カズキのお○ん○ん!・・・入れてぇぇ!」
背中から抱きしめるカタチであぐらをかいた上に恵美子を座らせた。
充分濡れすぎていた恵美子の中にグチュリと音を立ててカズキのペ○スが埋まっていった。
「ああっ・・・・やだ・・・凄い気持ちいい・・・・」
「気持ちいい?」
「ん・・・うん・・・・・・どうしよう」
「これからだよ」と言ってカズキは下から恵美子の身体を突き上げた。何度も何度も。
「はぁっ・・・・あっ・・・・あっ・・・・あっ・・・・」
腰の動きに合わせて恵美子の身体が跳ねる。
そろそろ我慢が出来なくなってきたカズキの動きが更に早くなった。
「やぁぁぁあ!!ダメぇええ!!」「・・・くっ・・・恵美子ぉ・・・っ」
「いやっ・・・ダメ・・・・あああっイっちゃう・・・イっちゃうよ・・・カズキ・・・・」
「うん・・・イけよ・・・はぁっ!・・・・・あっ・・・・俺ももーダメ・・・いっ・・・くぅっ・・・」
繋がった部分の愛液は、あまりにも激しい摩擦で白く濁っていった。
「中に・・・お願い・・・!中に出してええええっっっ!!!!」
一瞬ハッとしたが次の瞬間、カズキは恵美子の中に自分のモノを全部放出していた。
「んっ・・・・ぐっっ・・・・ああああああ」
5分ほどたったのだろうか。
気が付いたら目の前の恵美子は俯せでグッタリとしていた。腿の間からカズキの白い液体がドロリと流れ落ちている。
シーツは汗と二人の粘液で、湿り気を帯びていた。