夢と現実の狭間-1
もやもやと
自分の心に霧がかかる。
何が不満?
何が足りない?
ただただ
時の流れに身を任せて、
何が大切なのかも分からずに
ふわふわ流れてゆく。
ただうっすらと見える
小さな光を追いかけたくて、
何をすればいいのか解らなくて、
またいつもの日常を繰り返す。
自分で変えなくちゃ。
思えば思うほど
自分が解らなくてなって。
今を失いたくなくて、
でも変えたくて。
ただ悩んでもがいて
結果なんて出せなくて、
また霧が広がってゆく。
そんな曖昧な自分が嫌で
すべて棄てて
逃げ出したくなる。
そんな衝動が溢れるのを
抑えて、蓋をして、
誰かが助けてくれる。
なんて
お伽噺みたいな夢を見て、
何も変わらぬまま
馬鹿みたいに
また日常の波に流される。