2君は誰〜空いてしまった穴-1
「・・・・・・・・・」
現在授業中・・・・
刹那は屋上でただボーッと空を眺めていた。
高校生になって既に1年が経ち2年になったのに
刹那は心に穴が開いた様に
何にも関心が無くなってしまった・・・・・
彼女なら何度かはいたことがあったが
所詮は穴埋めにすらもならない女ばかりだった。
「・・・・・・・帰るか」
そばに置いてあった鞄を手に取り、
階段をゆっくりと下りる。
「ちょっと!!刹那!!」
玄関で靴を履き替えている途中だった。
急に後ろから声が聞こえる・・・・
「那美か・・・・どうかしたか?」
津波 那美
刹那のもう一人の幼馴染・・・・
女みたいな名前だが一様男なんだが・・・・(紛らわしくてすみませんι)
「僕は怒ってるんですよ!刹那は最近適当過ぎます!
いい加減にしてください!」
「別にそんなにマジメって訳じゃなかったろ?」
「いいえ!今の刹那は危う過ぎます。
おかげで優希まで元気が無いんですよ。」
神崎 優希
刹那が中学の頃バスケ部の部長だった頃
一番練習を手伝ってくれたのが彼女だ。
そして那美の恋人である。