1初恋〜早すぎる別れ-2
私を待っててなんて自分勝手で言えないよ・・・・・
だってせっちゃんには幸せになって欲しいもん
本当にごめんね。本当に・・・・・・・・・
また会うときはお互い笑顔で会えたらいいな
お互いに彼氏、彼女もできて・・・・・・・
でもお互いできなかったらいいなって、
本当は思ってる自分がいるんだ。
ずるいよね・・・・本当に自分が嫌になるよ
でももうお別れなんだね・・・・・・
本当はもっともっと書きたいことがあったんだけど・・・・・
もう読めなくなりそうだから・・・・・・
だから最後に二つだけ・・・・・・・・
せっちゃん・・・・本当に大好きだったよ。
・・・・・・さようなら・・・・・
北上 美晴”
涙でグシャグシャになった手紙を読み終えた。
「・・・・・・・・・美晴っ」
読みにくかった手紙は更に読みにくい物となっていく。
「・・・・雨?」
刹那は空を見上げる。
「ハハッ・・・・・・おかしいな雨なんて降ってないのに」
膝を着き、手紙を握り締めたまま涙を流した・・・・・・
それから1年
刹那は高校1年になった・・・・・