投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

陽だまりの詩
【純愛 恋愛小説】

陽だまりの詩の最初へ 陽だまりの詩 18 陽だまりの詩 20 陽だまりの詩の最後へ

陽だまりの詩 3-7

「遅かったね」
「すまん、ちょっと話し込んでた」
俺は走ってケーキ屋に入り、美沙と合流した。
「…なんであんなこと言ったんだ?」
美沙はしゃがみ込んで、ショーウィンドウから目を離さない。
「…なあ、美沙」
俺は真面目な声で言った。
すると美沙は渋々と俺を見て、こう言った。



「兄貴だから」





***

二人並んで帰路を歩いている。
美沙の持つ箱の中には、ショートケーキ、チョコレートケーキ、そしてモンブランが入っていた。


陽だまりの詩の最初へ 陽だまりの詩 18 陽だまりの詩 20 陽だまりの詩の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前