時の隙間の誘惑-2
「あっは…ぁ」
次第に美夏は恐怖よりも違う感覚に支配されはじめた。
「あ!」
ピク、と美夏は震えた。男の舌が、美夏の一番感じるような動き方をしたからだ…。
不思議といつもより感じる。
いつもより…気持ちが高ぶる。
「んっ…は…気持ちぃ…ん」
美夏の両足の付け根は、いつのまにかトロトロの粘液で覆われ、溢れ出る粘液が太ももを伝いだす。
男の動きが止まり、気配が美夏の下半身の方に移行したようだった。
黙って美夏のを眺めているのか。
何ともいやらしい光景だ。
そして…
「ひっ。…ぁんっ。あ、あぁ…!」
ピチャピチャ音がなる。
美夏は股間に男の荒い息を感じ、与えられる舌の触感に気が狂いそうだ。
すごい…こんなに気持ちいいの…初めて!
「あっ、あ、いやっ、だめっ。いいっ、気持ちいい…あっは…んぁあ…」
腰が前後に動いてしまう。
もっと…もっと!
「あぁ〜…いぃ…あっん、あん、あん」
にゅぷっ。
舌がねじ込まれ、激しくかき回される。
「ひっ!やっ、それダメ!あ、あ、イクっ、ダメっ!…っっあんっ!!」
美夏の体は激しく痙攣した。
同時に、床にビシャっと液体が落ちるような音がした。
男が美夏のを舐めながら、自らのものをしごいていたのだろう。
はぁ、はぁ、はぁっ…
美夏も男も無言のままだ。
わたし…こんなとこに縛られて…舌で犯されて…正体不明の男に…なのに…こんなに感じてしまうなんて。
男の手が美夏の太股を撫で始めた。
「は…んっ…」
その動きにすら感じてしまう。
今や心も体も虜になってしまっている。
男の両手は美夏の体を撫でながら上へ上がり胸を鷲掴みにした。
「あっ…」
円を描くように揉みながら指で乳首をクニクニと刺激する。
「も…やめて…っ。あっ、あ、おねが…んぁ…」
気持ち良くて脚を閉じてくねらせると、股間で粘液が弾けるような音がする。
男は両手を素早く降ろし、美夏の体を壁に押しつけながら美夏の両足を持ち上げた。
「きゃあっ!」
ぐりゅっ…。
何かが美夏のトロトロの蜜壺に押し込まれた。
太くて硬い…男のモノ。
美夏の小さい壺にはイッパイの…。
「いやぁあ…っ!」
男は美夏の乳首に吸い付いたり舌で転がしながら激しく腰を振って、美夏の奥深くに攻め込む。
「やっ、やっ、あっあっあっ…あっあ、あぁ、あっん!」
気持ちいい!
頭おかしくなりそうっ!
掻き出される蜜が床に滴る。
男の動きが変化した。
奥深くに沈めながら上下に少し動かし、抜き挿しを繰り返した。
「あっ、あ、あ、あ、あああ、ん、あ」
密着時に男が僅かながら上下に動くと、男の毛が美夏のクリを擦りあげるのだ。
美夏の体の奥からゾクゾクと快感が高ぶる。
あっ、クリが…こすれてメッチャいいよぉ…。
「あっ、あ、んんっ、ぅんっ、ぅんっ、ん、ん、あはぁっ、だめ、だめぇっ…」
意識がとんでしまいそうだった。
「あっ…あ、あ、イ、イク…っ」
わきあがる快感が一気に弾ける。
「っあ…っはんっっ!!」
瞬間、男のモノは引き抜かれ、美夏の下腹部には熱い液体をかけられた。
そして、美夏は本当に失神してしまった…。