コトノハ-1
もう何も描けない
あの頃みたいな豊かな感情は消え去った
それが何故なのか…
大人になった
そう言ってしまえばたった一言
でもちがうんだ
僕が描けないのは
側に貴方がいないから
豊かな感情は
僕には痛すぎた
それならいっその事
感情なんかイラナイ
壊れてしまう感情など…
なのに何故なのか
あの頃に戻りたい
傷つくことは減っていった
だけどあの頃みたいに
想いを馳せる事さえできない
僕の描く未来は
貴方に伝わらないまま
流れゆく
誰の心にもとめられることなく
流れてゆく
いつか想いの馳せれるようになるまで
コトノハは流れてゆく
行き場を無くした僕のように