しあわせ-3
「…ナオはさ、ずっとご飯1人で食べてんだよね」
「んー」
「時々はうちに食べに来てもいいからね」
「んっ!?……何、急に」
「別に。今幸せだなって思って」
「はぁ?話繋がってねぇし」
「ナオ」
「何だよ、今度は」
「今日はありがとね」
「あぁ?気持ち悪いな、何か」
例え腕の骨が折れたとしても、こうやって支えてくれる、見守ってくれる誰かがいる私は幸せなんだって思う。
だから私も誰かの支えになりたい。
ナオがくれた優しさの分だけ私もナオに返したい。
「サチ」
「何?」
「今日は早く寝ろよ。お前絶対熱あるから」
「…前言撤回。ナオのバーカ」