冷たい情愛(番外編)唯一の恋人へ-10
「ああ…いや…いやあ…」
すごい濡れようだ…
「んだよ…嫌がってるくせに、ビチョビチョじゃねえかよ」
俺は更に挿入する指を増やし、思いっきり上下に動かし始めた。
「嫌だあ…嫌あ…」
体を激しく揺さぶろうとする。
嫌がっているのに…それでも体はひたすら濡れ続ける。
「嫌…嫌ああ…あん…ああ…あ…」
嫌がる言葉は、甘い声色になってゆく。
可愛く鳴く声…もっと聞かせてくれないか…
いつかは終わる…その時まで…
頼むから…君のその声を…
幼い心で拒みながらも、大人になった体で俺を求めて…
最後は快楽に叫ぶその声を…
「先生…嫌あ…指じゃ…ああ…い…やあ…」
彼女は我慢が出来なくなっていた。
俺は、彼女の太ももを抱え持ち上げた。
片足立ちになる彼女はふらつきそうになった。
俺は更に壁際に彼女を押し付け、か細い体を固定した。
指を抜いた彼女の性器からは…
発情しきった女の匂いがあふれんばかりに放たれている。
ぽっかりと口を開いたそこは…
次は…貴方が欲しいと…俺を誘っているようだ。
なのに…幼さの残る彼女の表情は…
切なさが溢れ…俺は、強く抱きしめたかった。
素直に愛を囁き…
愛しているよと…
だけれども、これ以上…愛を感じてはいけないんだ…。
彼女が望むもう一つのもの…快楽を与えることしか出来ない。