からすの飛ぶ空-4
私は直ぐ様、資料と財布、携帯を持ち窓から飛び降りた。
やはり一番低い階の4階を選んで正解だいくら高いとはいえ
ロープ1つあれば4階ぐらいなら楽に降りれる。
─────っはぁはぁ!!
直ぐ様走った。あてはないが走った!!
アイツ…アイツは!!
1年目に死んだはずの少年!!
しかも私は見た、片手に握った大きなカッターを!!
疲れきった私は細い裏路地に身を潜めた。
──はぁはぁ…ここまでくれば一先ずは安心だ
距離にして1kmは走った。
壁に身を預け、一息入れ…………裏路地の入り口に…………ソイツは、いた。
私は銃を構えた。
タッーン!!
私は躊躇わず発砲した。
タッーン!
タッーン!!
タッーン!!!
何発撃っただろう?
少年が仰向けに倒れても
何発も
何発も何発も
何発も何発も何発も
何発も何発も何発も何発も何発も何発も……
弾が切れても直ぐに取り替え撃ち続けた。
もう顔面は人の顔とも思えないぐらいに凹凸ができていた。