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【SM 官能小説】

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花鳥風月-2

「その反応を見る限り…スカートの中は約束守ってきてくれたみたいだね。」
 頭をなでられ、嬉しい気持ちでいっぱいになる。
「本当は、この目で確かめるつもりだったんだけど、その心配もいらないようだ。」
 目で確かめる??それって…スカートの中を…この場で見せるっていうこと?想像があたしの大事な部分をじっとりと濡らしてゆく。
「濡らしたね?そんなに真っ赤な顔してたら誰かに気付かれてしまうよ?」
 そんなことあるはずないのに…キョロキョロと辺りを見渡す。さっきまでは気付かなかったのに、なぜだか周りは男の人ばかりな気がする。あたしのこの姿をじっと見られているような感覚になる。そう思うと…また…。
「気付いたみたいだね?み〜んな、ゆうのこと、見てるんだよ?見られて感じてるみたいだね。」
 フッと笑って鋭い目であたしにそう言うご主人様。
「この先に美味しいレストランがあるんだけれど…このままここで、視姦されてる方がゆうにとってはいいのかな?」
「い…行きます。レストラン。」
 このままここにいたら…あたしは信じられないくらいに濡れていた。こんなことだけでこんな濡れるなんて。
「じゃあ行こうか。」
 そう言って、差し出された手を握ると、暖かな笑顔でご主人は笑っていた。さっきの笑顔とはまるで別人みたい。
 歩いている間、ご主人様は一言も発しない。いったい何を考えてるんだろう?こういうこと、手慣れてるのかな?あたしのドキドキが手からご主人様に伝わらないか心配。
「ここだよ。」
 着いたレストランは、緑を基調としたこじんまりとした可愛いレストラン。席について、メニューを開いて注文する。店員さんがテーブルを離れた時に、ご主人様がやっと口を開いた。
「一応、初めましてだな。」
「あ…初めまして。」
「ガチガチに緊張してるね。リラックス、リラックス。」
「こんなこと初めてで…」
「大丈夫。何もかも私に任せて、ゆうはただ感じてくれればいいんだからね。」
 ただ感じていれば…?不安そうにしているあたしの顔をじっと見つめて、緊張をほぐすようにしてくれてる。こういう節々に優しさを醸し出している。あたしが、この人なら…って思った一つの理由。
 それからも、ご主人様はあたしの緊張をほぐそうと、色々と他愛無い話で和ませてくれていた。


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