母と私のお話。〜学びの巻〜-4
父さんのほうで、と私が言うその瞬間、私の太ももに母の拳がのりました。
理解出来ず硬直する私に、母は拳を開けました。
そこには一枚の紙切れ――5千円札が。
顔を上げると、母と目が合いウインクをされました。
そして、若気のいたりか私は
「母さんのほうで」
こうして私の懐は潤い、母の肌は温泉にて潤いました。
母にとって勝てば官軍負ければ賊軍らしいです。
私は世間でいう賄賂のうしろめたさを味わいました(-.-;)
―――
どうでしたか、私のお話は。
疲れる、というか、はちゃめちゃな母さんですけど私が立派な社会人になれたのは母さんのおかげだと思います。
理不尽なことや仕方ないことは社会に出れば沢山あり、家で慣れていたおかげで対処出来ました。
皆さんの周りにこんな人はいますか?
居たなら、それはきっと自分のためになることを得るチャンスかもしれませんよ。