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愛してた
【学園物 官能小説】

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愛してた-1

彼女は、今日も笑顔だ。誰も、気ずいていないだろうが、俺は知っている。

いつも、帰り道冷たい風にのせて涙を流していることを… どうして、泣いているんだ?どうして、笑っているんだ??

時々、そんな彼女をめちゃくちゃにしてしまいたくなる。 あまりにも、頬をつたる涙が美しいから、君の横顔が美しいから、ありったけの歯止めをかけているんだ…

「成瀬。」

この日を俺は、決して忘れない。君に最も近ずいた日。 そして、最も愛しい人に軽蔑された日だろう。 成瀬も、この日を覚えているかい??

「成瀬、今日文化祭委員あるだろう? 俺、今日木村の代わりだから。」

「そうなんだ!?今井君って、優しいね〜。 じゃあ、一緒に行かない?」

違うんだよ。成瀬、俺はもう限界だったんだ。君の隣にいられるように、親友の木村にエロ本をやる代わりに、今日委員会を代わってもらったんだ。 そんなこと、口が裂けても君には言えないけどね‥(汗)

「そうしてくれると、嬉しいな。俺、会議室知らないから(汗)」

「えっ!?私たち、高校入学して3年目だよ!!?今井君、覚えるきないでしょう(笑)♪♪」

「NO!!…と言いたいけど、俺毎日学校部活しに来てたみたいなもんだから。 全くもって、正論です。」

「ハハ☆ 今井君って、面白いね〜。今まで、あんまり話さなかったから知らなかった。」

「モテモテのサッカー部だかんね〜。」

「ははは〜」

隣で笑う彼女の声が、放課後の学校に心地よく響いていた。 俺は、彼女の横顔を見ながら、抱きしめたい気持ちでいっぱいだった。 俺が、彼女を笑わせた事が嬉しかったんだ。 だけど、そんな時間を俺がずっと持ちつつ゛ける事なんて出切るはずなかったんだ…

「今井、成瀬。」

前方から、声の主が歩いてくると同時に、成瀬の笑顔が先程のものとは違う、女になったのを俺はみのがさなっかた。 俺は、その時全てが分ってしまったんだ。

「関根先生、こんにちは。」

少しトーンを上げて、彼女が言う。

「なんだ、お前ら楽しそうじゃないか?付き合ってんのか〜(笑)?」

その言葉と同時に、一気に彼女の顔が曇っていく。 成瀬…

「そうだよ!!良いだろう、関根っち。」

「今井くっ‥!?」

成瀬の顔が、先程とは違うなんともいえない顔で俺を見ていた。

「今井!いつも、先生って呼べっつってるだろう〜!!」

そう言って、俺をこずくわりに強制するものが見られない。 これが、関根っち‥じゃない、関根先生の生徒から人気のある理由だろう。 俺も、先生のことは好きだが今ばっかりは、素直に謝ってやるかっ。

「まあ、今日は良いもの見せてもらったから、許すか(笑) よろしくやれよ〜。」

そう言って、やつは手を頭の上でひらひらさせて、長い廊下を歩いていった。

「今井君、今の…」

「委員会始まるよ。行こう。」

俺は、聞いてくる成瀬を無視して歩き出した。 それから、成瀬は会議室に着くまで何を言うでもなく、ただずっと、うつむいていてどんな顔をしているのか分らなかった。

ごめんよ、成瀬。俺だって何であんな事をしたのかわからなかったんだ。 ただ、君のあんな顔別の奴がさせてるなんて、耐えられなかった。 我侭だな?ごめん…

それから、どれくらい経ったか気ずくと委員会は終わっていて残るは俺たちだけになっていた。横を見ると難しい顔をした成瀬が座っていた。

「成瀬、委員会終わったよ。行こう?」

「‥」

「成瀬?」

「…らない。」

俺は、最初の言葉を聞き逃して聞き返した。

「成瀬君、分らないよ。 私たち、付き合ってないよね?聞いても、何も言ってくれないし。どうし…」

言いつつ゛ける彼女を無視して、俺れは話し出した。


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