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公園
【悲恋 恋愛小説】

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公園-1

――――....ねぇ。
あなたは覚えてる??
この公園であなたはあたしにいったよね....
『お前のことすきなんだけど』
あたしは前から好きだったんだよ??知ってた??
あたしは返事のかわりに泣きながらあなたに抱き付いたよね。
あなたはあたしの頭を撫でて、『甘えん坊だなぁ』って笑ったよね。


――――付き合って1ヶ月たったよね。
帰り道、あの公園にさしかかったときあたしがプレゼントを渡したらあなたは照れながら『....はい』ってぶっきらぼうにあたしに指輪くれたよね。
サイズがちょっとずれてたけど、貰えたことがとてもうれしかった....。
あなたは不意打ちにあたしの唇を奪っていったよね。一瞬だったけどそのときにちらっと見えた首元にあった指輪。
『おそろだね』ってあたしがいったら『お前とだからおそろにしたんだよ。おそろなんてしたことねぇ』って笑いながらいったよね。
またあたしはあなたの前で泣いちゃったよ。
付き合って半年。12月27日。『クリスマスと誕生日一緒になるんだよね』ってあたしはよくいってたね。
あの公園であたしはずっとまってたよ。――――あなたはこなかった。
どうして??なんで??ってずっと自問自答してた。

あなたはこなかった。これるはずなかった。
病院のドラマのワンシーンのようにあなたは眠っていて。息もしてなくて。
ほんとに死んでるとは思えない。
....でも....あなたはいないんだね。
唇に軽く唇で触れてあたしは病院をでた。
ただ、来たときと違うのは2つのプレゼントがあること。そして手にはあなたからの手紙。涙でくしゃくしゃになりながら公園にいったよ。
――――この公園にいくといないはずのあなたに繋がってると思えるんだ。


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