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リング・シルバー
【エッセイ/詩 恋愛小説】

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リング・シルバー-2

一拭き

二拭き


あなたと歩いた道。つないだ手のぬくもり。
ちゃんと覚えている。


一拭き

二拭き


手元のシルバーリングは光を取り戻す。

あのときの輝きのままに…


私、あなたを消化する。

綺麗な思い出にして消化する。

時間はかかったけれど





私を見てくれる彼の為に。


私にも訪れた「幸せ」のために。


私はツヤツヤと輝くそれを丁寧に撫でた。


シルバーリングに映りこむ私、輝けていますか?


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