秋と春か夏か冬〜15話『いまさらだけどタイトル変だよね。気付けばもう15話だし…。まぁ愚痴ってみたけど、ここにいれる題名が浮かばなかっただけで本編とはなんら関係ありません。では15話どうぞ』〜-3
「げっ…シュウ!なんでこんなところに…」
「いちゃ悪いのか?お前こそ、香織さんの弟だったなんてな」
何やら仲悪そうな2人。
そうか。1つ下だから…奏樹は愁は同い年なのか…。
「しかもシュウがいるってことは……」
「ふふ♪相変わらず奏樹さんは、シュウちゃんと仲がよろしいんですね♪」
受付を済ました亜季と鈴音が帰ってきた。
「えっ…ぁ…すすす、須野宮…さん!いい、いら…いらしたんでしゅか」
……さっきまでの爽やか好青年はどこいったんだ?噛みまくってるし。
「くすくす♪相変わらず面白いお方」
「ああ、ありがと…ぅ…ござい…みゃす!」
顔を真っ赤にしてうつむいてしまう奏樹。
まさかと思って、俺はこっそり香織に聞く。
「香織…あれって…」
「うん……奏くんは………す、好きな人の前だと…わたし以上に……あがっちゃうの…」
…やっぱり。
「おまえら…やっぱり姉弟なんだな…」
みんな納得であった。
みんな自己紹介が終わり……ようやく野球の試合が始まった。
参加チームは8組。トーナメント方式だ。つまり3回勝ち抜けば優勝である。
とりあえず俺達は打順とポジションを決めた……………アミダで…。
結果、打順は1番から順に……1鈴音、2夏輝、3恭介、4香織、5拓也、6奏樹、7亜季、8シュウ、9理緒、の順番。
ポジションは……めんどくさいので、その時その時に説明しよう…。
とりあえずピッチャーは鈴音。キャッチャーは拓也である。
1回戦の相手は、いかにも場数を踏んでいそうなオジサンチーム。
対するは、男女が混ざった経験者1名の超ド素人チーム…。
まぁ…試合は遅くても1回戦、早ければコールドで終わるだろう。
そんなふうに恭介は思っていた。
だが…そんな考えは甘かった。