White night-4
「本当、かわいい奴」
その背中をちょっとだけ見送った。
夜風に混ざってコーヒーのほろ苦い香りがする。
私の好きなもの。
だけど、口にすると何だか急にいつもより甘く感じた。
紺野がくれたホワイトデーの甘さは嫌いじゃない。
そう、時々……ほんのたまに甘いものが欲しくなる。
END
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