罪〜Revision〜-5
〈和哉…弟のが熱くなってる…〉
亜紀はゆっくりと弟のモノをシゴいていく。和哉は前屈みになり、うっとりとした表情で姉の手の動きに身を委ねる。
「うっ!…あぁ…くる!何か来るよ!姉ちゃぁん…」
「きゃっ!」
姉の手を掴み小刻みに自身のモノをシゴくと、うなりにも似た声を挙げて和哉は初めての精液を飛ばした。それは、幾条かの筋となり亜紀の顔面を濡らしたのだった。
ー翌朝ー
けたたましい目覚ましの音が鳴り響く。和哉はなかなか反応出来ず、しばらくベッドの上でもがいていた。
ようやく目覚めると腕を伸ばしてベルを止める。わずかに開いた目を擦りながら時刻を見ると、起きる時刻を10分ほど過ぎていた。
「ヤッバ!遅れる」
バネ仕掛けの人形のようにベッドから飛び起きた和哉は、慌てて階下の洗面所ドアーを開けた。すると、そこにはすでに起きていた亜紀の姿があった。
「アッ…おはよう」
「お、おはよう…」
昨夜の事が脳裏をよぎる。お互いが顔を赤らめ視線を合わせられない。2人共、眠れ無かったのか目が少し充血していた。
「いってきます!」
2人は一緒に登校する。昨日と違い、朝6時半のためか人影もまばらだ。お互いが黙ったまま歩いて行く。
気まずい雰囲気が耐えられないのか亜紀が話しかけた。
「和哉達は朝練何するの?」
和哉も辛かったのか快活に答える。
「え〜と、体力テストかな?」
「朝から?」
「うん、どれくらいの体力かを診るためだって」
「和哉なら大丈夫だよね!ピッチャーやってたんだから」
「どうかなぁ」
先ほどまでのギクシャクした感じは無くなり、すっかりいつもの姉弟に戻っていた。
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