罪〜Revision〜-16
「…ふぁ!…んっ!…た、立って…られない…」
ひと突き毎に快感が身体を駆け巡り、力が抜けていく亜紀。立っていられず壁からズルズルと落ちていき床に顔を着けた。
初めての後からの繋がりは今までと違う肉壁を突かれ、亜紀は新たな感覚に酔いしれる。
和哉も後から姉の腰を抱きかかえると、容赦なく突き続けた。
「あうっ!あうっ!あうっ!」
激しくぶつかる肉の音に混じり、亜紀の悲鳴ともつかぬ本能の声が響き渡る。
「はぁ!はぁ…姉ちゃん…い…イクよ…」
和哉の動きが速さを増す。それとともに亜紀の身体も激しく揺さぶりられる。まだ未発達の乳房が小刻みに揺れる。肉壁が和哉のモノを締め付けた。
「ぐううっ!…ああっ!」
「はあああぁぁーー!!」
和哉は姉の腰を抱えたままグイグイと引き寄せる。逆に腰は姉を押している。
亜紀はガクガクと痙攣にも似た動きを見せながら、悦びの表情を浮かべた。これまで以上の快感に溺れていた。
ゆっくりと亜紀から離れる和哉。
「…はあぁ…あぁ……」
硬さを失った〈和哉のモノ〉はズルリと膣内を抜け出る。亜紀は余韻に声を震わせた。
花弁からはトロトロと和哉の精液が溢れ流れている。亜紀はそのままズルズルと倒れ込み、しばらく動けずにいた。
肉欲への憧れとお互いに隠していた気持ちが、堰を切って激しく流れだしたのだった。
遅い朝食を摂った後、2人は泥のように眠ってしまった。昨夜からの疲れを癒すために。
姉弟は同じベッドで手を繋いでいた。
*****
和哉が目を覚ますと、すでに外は暗くなり掛けてた。となりに寝ていたハズの姉の姿はなかった。
ゆっくりと階下に下りていくと、夕食の準備に追われる亜紀の姿があった。
「姉ちゃん、ボクも手伝おうか?」
亜紀はにっこり笑うと、
「やっと起きてきた!…じゃあ、お皿出しといて」
2人は慌ただしく夕食を準備に掛った。
「いっただきま〜す!」
ダイニング・テーブルには鳥の唐揚げ、焼肉のタレを使った野菜炒め、チキンライスといかにも和哉が好きな料理が並んでいる。
和哉は頬を弛ませ、〈うまい、うまい〉を連呼する。そんな姿に亜紀は頬を染め、嬉しそうに微笑んだ。
夕食の後かたずけを2人で終らせると、和哉は亜紀に訊いた。