SLOW START \〜加藤さくら〜-4
トモの隣に腰を下ろした。
トモの肩に頭を乗せ目を閉じる。
この時間、世界には二人だけな気がして幸せだった。
「…ん?さくら?貧血もういいの?」
「…うん。トモが隣にいるから平気。」
「素直だね〜」
そう…トモの前では私は素直になれる。
トモは私の頭を撫でながら優しくおでこにキスをした。
その消えそうな感触に私は怖くなる。
トモの唇を奪いキスをする。
深くなっていくキスに加えトモの耳を触る。
二人の間にはいくつかの合図があった。
キスの時、耳を触るのは…もっと欲しいの合図。
トモは笑いながら首筋に舌を這わせる。
その間にセーラー服のリボンを外し、裾からたくし上げる。
ブラジャーのホックを片手で外すと背中を撫であげた。
「邪魔だから取っちゃった。」
「フフ。トモ大好き。」
トモはニヤリと笑っていきなり頂点を摘む。
舌が膨らみに落ちてきて生き物のように這う。
「…あ、んトモ…下もして…ん」
「…ここ?」
トモの指先が下へ移動し敏感な突起を布越しに引っ掻いた。
「あんっそこ…んん」
トモの指は布の脇からぬかるんだ中に入り込む。私の中を知り尽くしたかのように内壁を擦り回す。
私は一旦トモから離れた。トモのベルトに手をかける。
反り立った欲望の根元から舐め上げると一気に口にくわえた。
口に入らない所は手で握り上下に動かした。
ジュッジュプジュル
淫らな音が聴覚を刺激する。
「…ん。さくらおいで…」
トモは私を寝かせスカートの中の布を取り払った。
「すげぇ濡れてる…さくらはエロいからな」
そう言いながら泉に舌を突き刺した。
遠慮なく動き回るトモにもう任せるしかなかった。
「あっだめ!トモ…早く…きて」
「…喜んで」
トモの欲望は泉の蜜を擦り付けながら焦らすようにゆっくり入ってきた。
それだけで私の中は震える。
奥まで届くと一気に引き抜き、そこからは激しく腰を打ち付けてきた。