異形なる者達-4
「…ぐっ!…んん…」
剛直の抜き差しを繰り返すうちに、肉壁の圧迫は和らいで、分泌された愛液が司のモノを包み込む。
司のグラインドが速度を増していく。
「…あっ!あっ!あっ!あっ!」
ひと突き毎に、ゆかりの声が部屋に響く。
「…ね…姉さん…」
司は姉の膣内に入れたまま、身体を引き起こす。亀頭が子宮を押したのか、ゆかりは目を閉じたままだが険しい表情に変化した。
下から突き上げながら、司は少し開いていたゆかりの唇に、自分の唇を重ねる。
「…うっ!ふっ!うっ!」
舌を入れ、姉の口内を犯す。突き上げられる快感を我慢出来ずに、ゆかりの口から息が漏れる。
唇を離す司。
自身もピークに来ているようだ。
ゆかりの腰を抱えて浮かし、下から突く。一連のリズムが速さを増していく。
「…あっ!ね、姉さん!でる!」
ゆかりの身体を掴み、強く重ねる。剛直は姉の膣内に白濁した液を飛ばした。
司の下腹部に、締め付けられるような痛みが走った。それは初めてだが、心地よい痛みだった。
*****
いつの間にか、雨は小降りになっていた。
眠ったふりを続ける姉に布団を被せてやる司。その耳元でそっと呟いた。
〈姉さん。明日から毎日来るから〉
司の言葉に、ゆかりの下腹部は再び熱を帯た。
…「異形なる者達」完…