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ヲタク彼氏
【コメディ 恋愛小説】

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**日曜倶楽部本田家にて**-3

プルプル…

ゆっ…優ちゃん…?


「すっ…‥素晴らしきボーイズラヴッ!!!キターーーーーッ!!BL!!くわぁ‥!!」

あぁ…
やっぱり大興奮…。

「ねぇ、どっちが攻め!???やっぱり瀬戸先輩かな!?意外にも片桐先輩とか!??でも女の子に五万も出させちゃう訳だから、かなりの技術を備えてるってことだよね!??ってか、先輩たちってゲ「先輩はそんなじゃないもんッ!!!!」

「えっ‥‥?」

「確かに先輩は萌え萌えの女の子キャラクターが好きでオタクかもしれないけど私のこと助けてくれたし、お家までわざわざおんぶしてくれたり、少し強引なところあるけど鞄持って来てくれたり…とっとにかく先輩はそんな人じゃないってばっ!!!!」

そうだよ‥
先輩はいつだって優しくて私の味方なんだから‥‥

「日和ぃ〜、今の発言は聞き捨てならないなぁ‥」

あれっ!???
なんか私、いつになく必死かも‥‥
てか何でこんなに…

「だいたいなんで片桐先輩よりも瀬戸先輩を擁護するのかなぁ?あれだけ瀬戸先輩は好きじゃないなんて言ってたのにねぇ。もっと言えば、もしかして既に日和は瀬戸先輩のこと好きになっちゃったんじゃないの?てか、二人はいつの間にそんなに仲良くなってんの?そもそもゲイを侮辱しないで。それぞれ好みが違うんだから。」

「ふぇっ!???まっ…まさか好きとか、そんなんじゃなくて‥うんと‥なんか‥‥頼れる‥いざってときだけ頼れるお兄ちゃんみたいな感じだよ‥うん‥お兄ちゃんだよ。」

そうそう普段はただの変態かもしれないけど私が追いかけられたときは助けてくれたし、私が泣いたら頭撫でてくれたし‥‥

「ふぅーん。日和はブラコンかぁ‥。」

「えぇっ!??だからなんでそうなるのかなぁ‥」

「好きだから」

あっ即答ですか‥‥。


この後、優ちゃんは私にいかにBLがすばらしき愛の形であるかを説いてくださいました。
そんなこんなで日曜倶楽部はいつものように終わったのです。
結局、瀬戸先輩と片桐先輩がどういう関係なのかは不明のままで‥‥。
明日の学校で何もなければいいんだけど‥‥‥
嫌な予感がするのは私だけでしょうか‥?



続くっ♪


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