投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

biker's love☆2人の風
【その他 恋愛小説】

biker's love☆2人の風の最初へ biker's love☆2人の風 6 biker's love☆2人の風 8 biker's love☆2人の風の最後へ

biker's love☆2人の風-7

「私、実は4年だったりするんですよねー、あはは」

「「「えっ!」」」

みんながびっくりしてる。

どーせ童顔ですよ。

「そういえばそうでしたね」

って岡が言ってる。

おいっ!オマエ知ってるじゃんかぁー!

「すいません、見かけによらず年くってて」

「いや、若く見られるのはいいことですよぉ」

慶くんがフォローしてくれました。

キミはいいコだねぇ。おばちゃん、涙が出てくるわ。

「じゃあ、私から自己紹介しますね」

ってなことでみんなで自己紹介をした。
メンバーは4年は私だけ。
3年は、黒いドラッグスター400に乗ってる和希くんと隣にいた女のコ、ホンダの赤いCB400に乗ってる吉川敦美(ヨシカワアツミ)ちゃん、岡くん、そして、慶くん。
あとホンダのスティードに乗ってる2年生とカワサキのエストレアに乗ってる1年生の男のコ。
計7人だった。

7人で、楽しくお酒を飲む。

バイク好きなヤツらだから、バイクの話で盛り上がったりしてる。

ただ、慶くんは、店のマスターとばっか話してて、席も遠くて、話できなかった。

マスターもバイクが好きなんだったって。

こっち来ないなぁ…。

ちょっと、寂しい。

なんでこんな、気にしてんだ!

楽しまなきゃ損だ!



そして、時間も遅くなったので、解散となった。

隣にいた敦美ちゃんに聞いてみた。

「敦美ちゃんは家どのへんなの?」

「私はファミマの方ですよ」

ありゃ、私と反対だ。

ま、私のアパートはすぐだしな、1人で帰ろう。

「じゃ、またぁ」

私はそう言って、自分のアパートの方へ歩き始めた。

「桜さんっ!」

走ってきてくれたのは、慶くんだった。

「送りますから」

「あ、そんなんいいのに…。」

2人で、暗い道を歩く。

慣れないブーツをはいていて、しかも週末に降った雪が、少し凍っている。

酒も入って、私の足取りははっきり言っておぼつかない。

気をつけてはいたのだけど…


biker's love☆2人の風の最初へ biker's love☆2人の風 6 biker's love☆2人の風 8 biker's love☆2人の風の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前