biker's love☆2人の風-6
そんなこんなで、火曜日。
一応、スカートとかはいて、気合入れてる自分がおかしい。
だいたい、普段はバイク乗るからジーパンか、部活行くからジャージ、ってのが常な自分。
みんなに、飾り気のないとか言われてる。
なのに、スカートで化粧もちゃんとしちゃってるー!
なんだ自分!
とりあえず、クボタまで来た。
よしっ!行くぞ自分!
ガラガラ〜っ
キョロキョロ。
どこだろ…
「桜さん!こっちです」
呼んでくれたのは、慶くんだった。
「こんばんは」
すでに、ほぼ全員揃っているようだ。
私は1人だけ女のコがいたので、その隣に行くことにした。
各々にお酒を頼んだ。
「では、乾杯しますか」
メンバーの中にいた、1人の男のコが言った。
確か、あれは、福島和希(フクシマカズキ)くんだっけな。
授業で一緒になったことがあるコだから、名前は知ってた。
「「「かんぱーい!」」」
「じゃあ、みんな揃ったし、新しいメンバーもいるので、自己紹介でもしましょうか!」
そう言ったのは、慶くん。
「誰からする〜?」
和希くんが言った。
「じゃあ、年功序列で」
と言ったのは、隣の女のコ。
それは、あたしは早いほうになるのではないかなぁ??
「慶が4月生まれだから一番だな。」
和希くんが言ってる。
「じゃあ、慶からだね」
と、女のコも言ってる。
「すみません…」
仕方なしに、私は口を開いた。