biker's love☆2人の風-14
♪♪♪ー
そう思っていたら、携帯が鳴った。
誰だろ?
携帯を開いて、驚いた。
『今日バイク屋にバイクありましたねー』
慶くんだ。
えっ?
慶くんからメールがきたぁ!
なんで?
なんでなん??
『そうなんだぁ☆予約してたリジットサスが届いたから、預けてきたさぁ』
とりあえず、メールを返そう。
せっかく普通にメールをくれたのだから、普通にメールを返そう。
♪♪♪ー
メールが来た。
『そうなんだぁ!それは楽しみですね』
『楽しみなんだけど、どうやって取りに行くかが問題でさぁ。明日ヒマあったらバイク屋さんまで連れて行ってくれたりしないかなぁ…厚かましいお願いなんだけど…』
ええーい!どうせだ!
お願いしてみちゃえ!
♪♪♪ー
『いいっすよ。明日、迎えに行きますね』
ま じ か !
『ありがとー☆お願いします!めっちゃ助かります!』
そんなこんな。
明日、慶くんに会うことになっちゃいました。
次の日。
今日は、バイクに乗らなきゃないので、パンツスタイル。
待ち合わせ場所で待ってると、めっちゃうるさい白のドラッグスターがやってきた。
今日は、車じゃないらしい。
「相変わらず、いい音してるわ」
皮肉も込めて、言ってみる。
「褒めて頂いて光栄です」
そう言って、ニコっと笑った。
「後ろ、どうぞ」
「ありがと。お願いします」
後ろにまたがった。
手のやり場に、困る。