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「史乃」
【父娘相姦 官能小説】

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「史乃」-10

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就寝前。史乃の部屋を訪ねた寿明。軽くノックすると返事が帰って来た。

「ああ、ひとつ言い忘れてたよ」

言葉を口にしながらドアーを開らくと、史乃が一糸纏わぬ姿で立っていた。

「何してんだ!」

慌てて背ける寿明。

「それが、替えの下着忘れちゃって……」

「そんな恰好、誰かに見られたら…」

「誰かって…お父さんなら平気よ」

そう言うと史乃は、ショーツを穿き部屋着を着けていく。
寿明は背を向けたままのため、一切見ていないが、その音が彼の興奮を一層高めていた。
寿明は背を向けたまま、

「…あ…明日から、取材で2日間ほど家を開けるから…もし、寂しいならお母さんの実家に帰ってなさい。3日後のお母さんの月命日前には帰ってくるから……」

寿明の言葉に史乃は、

「大丈夫よ。私も明後日は休みだし、家でゆっくりしてる。ついでにお父さんの布団も干したいし」

「…分かった。じゃあ、明後日の夜には帰るから…」

結局、寿明は一度も振り返らずに、史乃の部屋を後にした。
彼は振り返れ無かった。何故なら、史乃の裸を見た直後から自身のモノが硬くなっていたからだった。

自室に戻り、いきり立つ己のモノに罪悪感を抱きながら、

(どうしたんだ、オレは……実の娘に欲情し、こんなにして…」

綾乃と別れて15年。寿明自身、遊んでなかった訳じゃない。寝るだけが目的の女なら星の数ほど居た。
しかし、史乃は違った。透けるような白い肌に、女を感じさせるには華奢な体躯。秘部を包む恥毛の薄さ。それは、初めて抱いた綾乃を彷彿とさせた。

そう思えば思うほど、寿明のモノは剛直と化し、抑えが効かなくなる。

(…しょうがないな……)

寿明は本棚に向かうと、奥の方から一冊の本を取り出す。大きさは文庫本サイズで、カバーが掛けられていた。
本を手にソファに座ると、おもむろに下半身を露出させた。すでに反りかえって赤黒く膨張したペ〇スは脈動を打っていた。

寿明は右手で剛直を握り締めながら、左手で本のページを開く。その本は、彼が全く無名の頃に偽のペンネームで書いたモノだった。折しも生活に困窮していた時期のため書いた。

題名は「ロトと娘達」

旧約聖書をモチーフにした作品で、腐敗した街ソドムに住みながらも、清貧な生活を続けるロトとその家族達。彼には妻と2人のが居た。
ある日、ヤーウェにソドムを滅ぼすと聞かされたロトは、家族を連れて近隣の街へと逃げ出した。

だが、逃げる最中、妻は逃げ遅れて爆風に巻き込まれてしまう。

ロトと2人の娘は、近隣の街の途中にある洞窟に逃げ仰せた。
ロトはヤーウェに感謝し、祝杯を上げた。娘達は結託して、ロトに何度も酒を飲ませ酔い眠らせると、父と交わった。

人間の腐敗を断ったというヤーウェの思惑は外れたのだった。



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