「姉妹隷嬢…京子の場合」-4
「ンンッ…や、止めて、日下。ハァハァ…命令よ。…アッ…社長…見ないで…。」
二人の視線で、思考がゆっくりと無くなって行く中、ふいに日下が体を離し、応接用のソファに掛ける。取り残され、軽く余韻に浸る京子をよそに、日下が富孝を促す。
「社長、このまま私が犯すのは簡単ですが、それでは面白く無い。少し余興…ショーをしましょうよ。こちらにいらして下さい。」
手を差し出し、富孝をテーブルを挟んだ反対側に誘導する。
パサリと新聞をデスクに置き、ニヤニヤと京子に視線を遣りながら、
「まったく、君は仕事は出来んが、こういう事には、頭が回るねぇ…ククク。今度、うちの生意気な秘書課のヘッドにでもしたら、面白いかもしれないねぇ。」
日下と会話をしながら、ソファに。
「まぁ、それは置いておいて、今はこの雌犬を、従順にしましょうよ…クスクス。とりあえず、京子…間のテーブルに立て。」
雌犬扱いと、態度の急変に自分でもわからない様な感情を軽く覚えながら、京子は必死で抗う。
「め…雌犬って、私は雌犬じゃない。それに、あ…貴男の命令なんか…」
急に日下が声を張り、視線で抑えつける。
「写真…バラまかれたいのか?会社にもお前の実家にも、全てに。ククク…わかったなら、さっさとテーブルに上がれ。め・す・い・ぬ・きょ・う・こ…。」
一瞬ビクリとなり、日下の言葉を半分かろうじて受け流しながら、奥歯を噛み締め、頭では冷静に保つ振りをしながら、ゆっくりとスーツにヒールを履いたままテーブルに上がる。
ススッ…カチ…カチッ…ギシッ…
目を閉じながらも、二人の強い視線を下から嫌な程感じる。普段から短く履くスカートの中は下から容易に観察でき、ベージュのパンストを纏った赤いTバックが、二人の目を釘付けにさせた。
「ほぉ、これはなかなか良い眺めだな…日下君。掛けは私の勝ちの様だな?Tバックだろ?」
「いえいえ、赤い色は私も予想してましたから、引き分けでしょう?」
完全にオブジェの様な扱い。玩具の様に扱われ、京子はテーブルに立ちながら、自分の意識とは反対に、体を震わせ、尻を軽くクネらせ、パンティの奥から熱い蜜を溢れさせていた。
息を次第に荒くする京子に、ようやく日下が声を掛ける。